Performance Analysis Report — Phase 08

⚡ 表示速度改善
Core Web Vitals 診断レポート

測定・原因特定・改善提案

🏢 サイト名:なんでも不動産買取
🔗 URL:https://www.fudosan-kaitori.com/
📅 分析日:2026年5月11日
🔍 対象:トップページ

Core Web Vitals — 診断サマリー

LCP
⚠️
要改善
目標:≤ 2.5s
推定 3〜5s
INP
⚠️
要改善
目標:≤ 200ms
推定 200ms超
CLS
⚠️
要改善
目標:≤ 0.1
推定 0.1〜0.3
TTFB
⚠️
要確認
目標:≤ 800ms
推定 800ms超
FCP
⚠️
要改善
目標:≤ 1.8s
推定 2〜3s

※ 推定値はソースコード・リソース構成の静的解析に基づきます。実測値はPageSpeed Insights / Chrome UX Reportにてご確認ください。

現状の課題

LCP

Largest Contentful Paint — ヒーロー画像のロード遅延

🔴 優先度:高

ファーストビューのスライダーに karioki_house7.jpghouse2.jpgkarioki_house3.jpg の3枚の JPG 画像が使用されています。これらは最大コンテンツ要素(LCP要素)の候補であり、以下の問題が確認されています。

❌ fetchpriority="high" 未設定
LCP候補画像に優先ヒントがなく、ブラウザが重要度を判断できない。他リソースより後回しになりやすい。
❌ <link rel="preload"> 未設定
HTMLの解析が完了するまで画像のリクエストが開始されず、初期表示が大幅に遅延する。
❌ WebP/AVIF 未対応
JPG形式のままで圧縮効率が低い。WebP比で20〜35%、AVIF比で40〜50%のサイズ削減余地あり。
❌ 画像サイズ・圧縮最適化不足
表示サイズに対して過大な解像度の画像が配信されている可能性が高く、不要な転送量が発生している。
FCP

First Contentful Paint — レンダーブロッキングリソース

🔴 優先度:高

Google Tag Manager(GTM-5C4NXT7)が <head> 内で同期的に読み込まれており、FCP に直接悪影響を与えています。

🔶 影響の連鎖
GTM スクリプト読込
HTMLパース一時停止
CSS・DOM構築遅延
FCP悪化
❌ GTMのnoscript タグ位置
GTMのnoscriptタグが<body>直後に配置されていない場合、計測の正確性と速度に影響する。GTMのベストプラクティス(bodyの直後)に準拠しているか確認が必要。
TTFB

Time to First Byte — サーバー応答速度の問題

🔴 優先度:高
❌ CDN未使用の疑い
静的アセット(画像・CSS・JS)がオリジンサーバーから直接配信されている可能性が高く、地理的に遠いユーザーのTTFBが悪化する。
❌ HTTP/2・HTTP/3非対応の可能性
旧来のHTTP/1.1では多重化が非効率で、リクエストのキューイングによる遅延が発生する。サーバー設定の確認が必要。
❌ サーバーサイドキャッシュ未設定
静的コンテンツへのキャッシュコントロールヘッダーが最適化されていないと、毎回オリジンからの応答が必要となる。
❌ gzip/Brotli圧縮設定の不備
HTMLやCSS、JSのテキストリソースにBrotli圧縮が適用されていない場合、転送サイズが増大しTTFBを悪化させる。
CLS

Cumulative Layout Shift — レイアウトシフトの発生

🟠 優先度:中〜高

複数の画像要素で widthheight 属性が未設定のため、画像読み込み前後でページのレイアウトが大きく変化する可能性があります。

⚠️ 画像の width/height 属性未指定
fb_img_01〜03.png、case1.jpg、case2.jpgなど多数の画像で寸法が未指定。読み込み完了前後でコンテンツが大きく移動する。
⚠️ スライダー(カルーセル)によるシフト
ヒーロースライダーのJavaScript初期化前後でレイアウトが変化し、CLSスコアを著しく悪化させる要因となる。
⚠️ Webフォント読み込みによるFOUT
外部Webフォントが非同期で読み込まれる場合、フォント置換時のテキストシフトがCLS増加の原因となる。
⚠️ 固定ヘッダーのアニメーション
スクロール時のヘッダー固定化やアニメーション処理がCSSではなくJSで実装されている場合、不安定なシフトが発生する。
INP

Interaction to Next Paint — インタラクション応答遅延

🔴 優先度:高
❌ GTM・サードパーティスクリプトのメインスレッド占有
GTM経由で読み込まれる計測タグや広告スクリプトがメインスレッドをブロックし、ユーザー操作への応答を遅延させる。
❌ スライダーJSのイベントリスナー過多
ヒーロースライダーのJSライブラリがpassiveオプションなしのイベントリスナーを多数登録している場合、スクロール・タップ応答が劣化する。
❌ Long Task(50ms超の処理)の発生
初期化時に複数のJSが一括実行されることで Long Tasks が発生し、ユーザーがクリックやタップをしても即座に反応しない状態が生まれる。
❌ 不要なJSのブロードキャスト実行
ページ読み込み時に必要でないJSまで一括評価・実行されると、初期インタラクション遅延(INP)の原因となる。

改善提案

# 指標 改善提案 優先度 期待効果
1 LCP LCP画像への fetchpriority="high" 付与と preload 設定
スライダー1枚目(karioki_house7.jpg)に fetchpriority="high" を付与し、<head>に <link rel="preload" as="image"> を追加する。
🔴 高 LCP -1〜2秒
2 LCP / FCP ヒーロー画像のWebP変換と <picture> タグ対応
JPG画像をWebP(またはAVIF)に変換し、<picture>要素でフォールバックを設定する。画像サイズも表示サイズに合わせてリサイズし、srcsetで複数解像度を提供する。
🔴 高 転送量 -30〜50%
3 FCP / TTFB GTMのdeferまたはasync化 + Critical CSS のインライン化
GTMスクリプトを async 読み込みに変更し、ファーストビューに必要な最小限のCSSをインライン化することでFCPを大幅に改善する。
🔴 高 FCP -0.5〜1.5秒
4 TTFB CDN(CloudFront / Cloudflare)の導入
静的アセットをCDN経由で配信することで、国内各地からのアクセス速度を均一化し、TTFBを大幅に短縮する。Cloudflareの無料プランでも効果的。
🔴 高 TTFB -200〜500ms
5 CLS 全画像要素への width・height 属性付与
HTML内のすべての <img> タグに実際のアスペクト比に合わせた widthheight 属性を付与し、CSS で aspect-ratio を設定する。
🟠 中 CLS スコア改善
6 CLS スライダーの固定高さ設定とmin-height予約
CSSで min-height または aspect-ratio を用いてスライダー領域を事前に確保し、JS初期化前後のレイアウトシフトを防止する。
🟠 中 CLS -0.1〜0.2
7 INP 不要なサードパーティスクリプトの遅延読み込み
GTM経由のタグは requestIdleCallbacksetTimeout を使用して、ユーザーの最初のインタラクション後に遅延実行する戦略を採用する。
🟠 中 INP -50〜100ms
8 TTFB HTTP/2対応 + Brotli圧縮の有効化
サーバー設定でHTTP/2(またはHTTP/3)を有効化し、テキストリソース(HTML/CSS/JS)にBrotli圧縮を適用する。gzip比で15〜20%の追加圧縮効果が期待できる。
🟢 低 転送量 -15〜20%
9 INP イベントリスナーへの passive オプション付与
scrolltouchstart など継続イベントのリスナーに {passive: true} を設定し、ブラウザのスクロール最適化を妨げないようにする。
🟢 低 スクロール改善

まとめ

🔴 即時対応が必要な課題

  • LCP画像のpreload・fetchpriority設定
  • GTMによるFCPへの悪影響(async化)
  • CDN未導入によるTTFB遅延
  • GTMスクリプトのメインスレッド占有(INP悪化)

🟠 中期的に対応すべき課題

  • 全画像へのwidth/height属性付与(CLS改善)
  • スライダーの高さ事前確保(CLS改善)
  • サードパーティスクリプトの遅延実行

📈 改善後の期待スコア(PageSpeed Insights)

LCP
≤ 2.5s
良好ライン達成
INP
≤ 200ms
良好ライン達成
CLS
≤ 0.1
良好ライン達成
TTFB
≤ 800ms
CDN導入で達成可
FCP
≤ 1.8s
良好ライン達成

💼 事業インパクトと優先対応の理由

不動産買取サービスにおいて、訪問者は売却の意思決定という高い関心状態でアクセスします。ページ表示が3秒を超えると離脱率が53%増加するというGoogleのデータがあり、特にスマートフォンからのアクセスが多い場合、Core Web Vitalsの改善は直接的なコンバージョン率向上に直結します。

また、Core Web VitalsはGoogleのPage Experience シグナルとして検索順位に影響するため、SEO観点でも早急な対応が推奨されます。まず「LCP画像のpreload」と「GTMのasync化」を優先的に実施してください。

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