Webサイト改善レポート

✍️ フェーズ8:コンテンツ改善「コピーライティング診断」

対象サイト株式会社EME
対象URLhttps://www.eme.co.jp/
分析日2026年4月11日
分析カテゴリコンテンツ改善 / コピーライティング
主要コピー・テキスト 現状一覧(観察事実)
セクション 現行テキスト
メインキャッチ 「真空ミキサーのパイオニア 、それがEME」
サブキャッチ 「多種多様な材料を撹拌・脱泡 さらに、シリンジ充填までを一台で」
ABOUT 見出し 「EMEの撹拌脱泡装置とは?」
ABOUT リード文 「材料の均一撹拌と完全脱泡はもちろん、シリンジへの高密度充填までを1台のミキサーで実現」
業界セクション 「このような業界に使用される材料の撹拌や気泡除去で お困りのお客様にご導入頂いております。」
材料セクション 「EMEの撹拌脱泡装置は様々な材料、用途に対応しています。難撹拌材料の実績も豊富です。こちらに記載のない材料についても是非ご相談ください!」
フッターキャッチ 「真空ミキサーの パイオニア、 それがEME」
CTAラベル 「資料ダウンロード」「お問い合わせ」「申し込みフォーム」「ダウンロード」「デモ機貸し出し申し込み」
診断サマリー  課題数:6件 / 改善提案:6件 / 優先度 高:3件 中:2件 低:1件

① 現状の課題

課題1|メインキャッチが自社目線で、顧客の課題に触れていない 優先度:高

現行のメインキャッチ「真空ミキサーのパイオニア 、それがEME」は、EMEという企業・ブランドを主語にした自己紹介型のコピーになっている。訪問者(研究者・製造担当者・調達担当者)は「自社の撹拌・脱泡課題を解決できるか」を最初の数秒で判断するが、このコピーではその問いに直接答えられていない。

BtoBコピーライティングの鉄則は「顧客の課題→解決策→自社」の順序。「パイオニア」という言葉は信頼性訴求として有効だが、それを活かすにはその前に「あなたの課題をEMEが解決する」という文脈が必要。

課題2|トーン&マナーが全体的に「硬い告知調」で統一されておらず、訴求力が弱い 優先度:高

全体のコピートーンは技術仕様書に近い説明調が多い(「自転公転独立可変速だから様々な材料にも対応」「真空で撹拌するからサブミクロン単位の泡まで脱泡」等)。一方で材料セクションの「是非ご相談ください!」のみ感嘆符入りのカジュアルなトーンになっており、統一感が欠けている。BtoBサイトでは信頼感・専門性を担保しつつも、顧客の言葉で語るトーンが購買意欲に直結する。

技術的正確性を保ちながらも、ユーザーが「自分のこと」として読める文体(「お客様の材料に合わせて〜」「現場の課題を解決する〜」等)に統一することが望ましい。

課題3|CTAコピーが行動・メリットを示さない汎用ラベルに終始している 優先度:高

全CTAが「資料ダウンロード」「お問い合わせ」「申し込みフォーム」「ダウンロード」と、行動の種類のみを示すラベルになっている。これらは「クリックすると何が得られるか」「なぜ今クリックすべきか」を伝えておらず、クリック率を最大化できていない。特に「ダウンロード」という単語だけでは、何をダウンロードできるのかさえ伝わらない。

「無料で○○する」「今すぐ○○を試す」形式のベネフィット型CTAへの変更は、追加コストがほぼゼロでCTR改善効果が大きい施策。A/Bテストで効果測定しながら最適化するのが理想。

課題4|業界セクションの導入文が受動的で、ユーザーへの行動喚起がない 優先度:中

「このような業界に使用される材料の撹拌や気泡除去で お困りのお客様にご導入頂いております。」というリード文は、事実の陳述にとどまり、読んでいるユーザーへの呼びかけがない。「お困りのお客様」という表現は課題を持つユーザーへの共感を示す点では有効だが、「なら次にどうすればよいか」という行動への橋渡しがない。

「あなたの業界も、EMEが解決します。」「同業界での導入実績が豊富。まずはデモ機でお試しください。」のように、ユーザーへの呼びかけと次のアクションを明示する文体に変更することを推奨する。

課題5|メインキャッチとフッターキャッチが同一コピーの繰り返し 優先度:中

ヒーローセクションの「真空ミキサーのパイオニア 、それがEME」とフッターの「真空ミキサーの パイオニア、 それがEME」がほぼ同一のコピーとなっている。ページの最初と最後に同じメッセージを繰り返すことは、フッターがユーザーの「読み終えた後の行動」を後押しするラストチャンスという役割を活かせていない。

フッターは「ページを最後まで読んだ熱意のあるユーザー」に向けた最終CVポイントとして設計する。「まずはお気軽にお問い合わせください。専門スタッフが丁寧にご対応します。」のようなクロージングコピーに変更することで、ページ下部からのCV率が改善する。

課題6|コピー内に潜在的な表記揺れ・不統一がある 優先度:低

以下の表記揺れ・不統一が確認された。① 「撹拌脱泡」と「撹拌・脱泡」が混在(句読点あり・なし)② 「1台」(全角数字)と「1台」(半角数字)が混在 ③ 製品名の表記(「VMXシリーズ」「V-mini・VMXシリーズ」等の揺れ)④ 「デモ機貸し出し」と「デモ機貸出」の表記揺れ。いずれも致命的ではないが、コンテンツの精度・ブランドの信頼性に影響する。

サイト内の表記ルールを文書化した「表記ガイドライン」を作成し、今後のコンテンツ更新時に参照できるようにすることを推奨する。表記揺れはGoogleのコンテンツ品質評価にも間接的に影響する。

② 改善提案

No. 対象項目 改善アクション(改善案コピーを含む) 期待効果 優先度
1 メインキャッチ 顧客課題を起点にしたコピーへ変更する。
改善案A(課題共感型):
「撹拌がうまくいかない。気泡が抜けない。充填に手間がかかる。
その課題、EMEが解決します。」

改善案B(ベネフィット提示型):
「撹拌・脱泡・充填を1台で。材料ロスと工数を、同時に削減する。」

サブキャッチに「自転公転式ミキサーのパイオニア・EME」を配置することで、ブランド信頼性も維持する。
直帰率低下。ファーストビューからの回遊率・CV率向上
2 トーン統一 サイト全体のトーン&マナーを「技術的信頼性+顧客目線」に統一する。ルール例:
① 「〜だから〜できる」形式でベネフィットを付記する
② 主語を「EMEは」ではなく「お客様が〜できる」に変換する
③ 感嘆符(!)はCTAと材料相談の誘導文のみに限定する
④ 数字は半角に統一(1台・300ml等)
⑤ 専門用語には初出時に簡単な説明を付記する
ブランドの統一感・読みやすさ向上。技術者・非技術者どちらにも伝わる文体の実現
3 CTAコピー全面改訂 全CTAを「動詞+具体的な対象+ベネフィット」形式へ変更する。
現:「資料ダウンロード」→ 改:「製品カタログを無料でダウンロード」
現:「お問い合わせ」→ 改:「専門スタッフに無料で相談する」
現:「申し込みフォーム(デモ機)」→ 改:「デモ機を無料で借りてみる」
現:「申し込みフォーム(実験センター)」→ 改:「実験センターで試験を依頼する」
現:「ダウンロード」→ 改:「今すぐ資料を入手する」
CTA クリック率の向上。各CVポイントへの誘導強化
4 業界セクション導入文 現行の受動的な説明文を、ユーザーへの呼びかけと次の行動を促す文体に変更する。

改善案:
「あなたの業界にも、EMEの撹拌脱泡装置が役に立ちます。
電子デバイス・自動車・医療・半導体など、幅広い分野で採用実績があります。
同業界での事例はこちら、または気軽にデモ機でお試しください。」

業界ごとの事例ページへのリンクと合わせて設置することで効果が最大化する。
業界セクションからのページ内回遊・事例閲覧率の向上
5 フッターコピー変更 フッターをページ最後のクロージングとして機能させるコピーに変更する。

改善案:
「撹拌・脱泡・充填のことなら、EMEにご相談ください。
デモ機の無料貸し出し・実験センターでのテストもご利用いただけます。
お気軽にお問い合わせください。専門スタッフが丁寧にご対応します。」

CTAボタン「今すぐ相談する」「デモ機を試す」を直下に配置してセットで機能させる。
ページ最下部からのCV率向上。ページ精読ユーザーの取りこぼし防止
6 表記統一・ガイドライン策定 以下の表記を統一し、サイト全体に反映する:
① 「撹拌・脱泡」(中黒あり)に統一
② 数字は半角(1台・300ml・9:00等)に統一
③ 製品名は「VMXシリーズ」「UFOシリーズ」「UFO-Aシリーズ」に統一
④ 「デモ機貸し出し」に統一(「貸出」不使用)
⑤ 表記ルールを社内ドキュメントとして保存し、更新時に参照できるようにする
コンテンツ品質・ブランド信頼性の向上。Googleのコンテンツ品質評価への間接的な貢献

③ まとめ・優先度別アクションリスト

優先度:高|すぐに対応すべき項目(3件)
✔ メインキャッチを「顧客の課題を起点にしたコピー」に変更し、ブランド訴求はサブに移動する
✔ サイト全体のトーン&マナーを「技術的信頼性+顧客目線」に統一するルールを策定・反映する
✔ 全CTAを「動詞+対象+ベネフィット」形式の具体的なコピーに全面改訂する
優先度:中|1〜2ヶ月以内に対応推奨(2件)
✔ 業界セクションの導入文をユーザーへの呼びかけ+行動誘導コピーに書き直す
✔ フッターコピーをクロージング型に変更し、ページ最下部からのCV誘導を強化する
優先度:低|余裕があれば対応(1件)
✔ 表記揺れ(句読点・数字・製品名等)を全ページ統一し、表記ガイドラインを社内文書として整備する
コピー改善の検証:メインキャッチ変更の効果はGoogle Analytics 4のスクロール深度・セッション時間・直帰率で確認してください。CTAコピー変更の効果はGA4のボタンクリックイベント計測またはMicrosoft Clarityのヒートマップで検証することを推奨します。複数の改善案がある場合はA/Bテストを実施して最も効果的なコピーを採用してください。
株式会社EME Webサイト改善レポート / フェーズ8:コンテンツ改善「コピーライティング診断」 / 2026年4月11日