Webコンサルタント・UXアナリスト分析レポート
フェーズ6:📈 CVR向上「コンバージョンポイント診断」
診断サマリー
電話・フォームの導線・CTA設計・LPの状態・問い合わせハードル・コンバージョン計測の5領域を診断しました。
最大の問題はサイト上に「電話する」という行動を促すCTAが実質ゼロであることです。
地域密着の施工・修理業者において、電話問い合わせは最も成約率の高い問い合わせ手段であるにもかかわらず、
電話番号はフッターにテキストで記載されているだけで、ヘッダーにも各ページにもクリッカブルな電話ボタンが存在しません。
また、LPページ(/lp/)が500エラーで表示不能な状態も確認されました。
① 現状の課題
課題 1
電話番号のクリッカブルCTAが全ページに存在しない
優先度:高
観察事実:
フリーダイヤル(0120-910-919)とTEL(03-3469-3311)はフッターのCOMPANY・CONTACTセクションにテキストのみで掲載されている。ヘッダー・ヒーローエリア・各サービスページ・施工実績ページのいずれにも、電話番号を押すと発信できるリンク(tel:リンク)が存在しない。
- スマートフォンで閲覧しているユーザー(地域密着業者サイトでは過半数を占める)が、電話番号をコピーして発信する手間を強いられている。
- 「水道が急に壊れた」「ガスが漏れているかも」など緊急性の高いユーザーほど、ワンタップで電話できる環境を強く求める。
- 業界標準では、ヘッダーへの電話番号常時表示+モバイル固定CTAバーが最も電話問い合わせを増やす施策として知られており、現状はこの機会を完全に逃している。
- 受付時間(月〜土 9:00-19:00・日祝 9:00-17:30)の情報もフッターにしかなく、「今電話できるか」をユーザーが瞬時に判断できない。
課題 2
LPページ(/lp/)が500エラーで表示不能な状態
優先度:高
観察事実:
Google検索結果に shimokita-egawa.com/lp/ がインデックスされており(タイトル:「エネフィット ドローン点検 / 屋根葺き替え工事 / 外壁塗装工事」)、広告・外部リンクからの流入が存在する可能性がある。しかし現在このページには500 Internal Server Errorが返されており、アクセスしたユーザーはエラー画面しか見られない。
- 広告費をかけてLPに集客している場合、全訪問者がエラーで離脱するという最悪のシナリオが起きている可能性がある。
- 500エラーページはGoogleの評価を直接下げる要因になり、インデックス削除のリスクもある。
- Google Search ConsoleのカバレッジレポートでこのURLのステータスを確認し、即時修正が必要。
課題 3
お問い合わせフォームのCVを下げる設計上の問題
優先度:高
観察事実:
お問い合わせページ(/contact/)のフォーム構成は「お名前・電話番号・メールアドレス(すべて必須)・題名・メッセージ本文・同意チェックボックス」のシンプルな構成だが、以下の問題がある。
- フォーム送信後のサンクスページ・確認メールが確認できない:送信後にユーザーが「本当に届いたか」を確認できる仕組みがあるか不明。サンクスページは Google Analytics のコンバージョン計測にも必要。
- 「題名」フィールドが目的不明:一般ユーザーにとって「題名」に何を書けばよいかが不明瞭。「ご用件(例:給湯器交換のご相談)」のようなプレースホルダーや例示が必要。
- サービス種別の選択欄がない:「ガス・水道・リフォーム・屋根」のどれについての問い合わせかを選べる選択欄がなく、受け付け側の業務振り分けが困難。
- 「Δ」文字が送信ボタン周辺に表示されている:Contact Form 7のハニーポットフィールドが視覚的に表示されており、ユーザーに不審感を与える可能性がある。
- フォームページにCTA以外のコンテンツがない:電話番号・受付時間・所要時間の目安などが記載されていないため、フォーム送信をためらうユーザーへの代替手段が提示されていない。
課題 4
各サービスページ・施工実績ページにCTAが設置されていない
優先度:高
観察事実:
ガス機器ページには本文末尾に「お問い合わせ」テキストリンクが1つあるだけ。施工実績の各事例ページ(A〜D宅)にはCTAが確認できない。水回り・リフォーム・ドローン屋根ページも同様に、問い合わせへの誘導が最後のリンク1つのみ。
- サービス情報を読み終えた「検討中ユーザー」が問い合わせに進む際、視覚的に目立つボタンが存在しないため離脱リスクが高い。
- 施工実績を見て「自分も頼みたい」と思ったユーザーが次の行動に移る導線がない。
- 業界標準では、サービスページに「無料相談・無料見積もりはこちら」ボタンを複数箇所(ページ中間・末尾)に設置することでCVRが大きく改善する。
課題 5
コンバージョン計測の仕組みが整備されていない可能性
優先度:中
観察事実:
Google Analytics・Google Tag Managerのタグがサイトに設置されているかが外部から確認できなかった。また、フォーム送信後のサンクスページURL(/contact/thanks/ 等)が存在するかも不明。
- コンバージョン計測がなければ、どのページ・どの流入経路が問い合わせに繋がっているかが分からず、改善施策の効果検証が不可能になる。
- 電話発信のクリック計測(tel:リンクのクリックイベント計測)が未設定の場合、電話問い合わせの件数がデータとして把握できない。
- リニューアル後の効果測定のためにも、GA4+GTMによるコンバージョン計測の整備が不可欠。
課題 6
「無料」「即日対応」などの問い合わせハードルを下げる訴求が弱い
優先度:中
観察事実:
求人ページ(/recruit/)には「午前中にご連絡いただければ当日・翌日には対応」という記述が確認できたが、これが採用ページにのみ記載されており、顧客向けページには掲載されていない。また「無料見積もり」「相談無料」の明示がどのページにも確認できなかった。
- 「相談したら費用が発生するのでは」という懸念がユーザーの問い合わせを躊躇させる最大の要因のひとつ。「相談・見積もり無料」を明示するだけでCVRが改善する。
- 「当日対応可能」は地域密着業者の強力な差別化ポイントだが、顧客ページに記載がないため訴求できていない。
- 「LINEで相談」「写真を送って相談」など、フォーム・電話以外の低ハードルな問い合わせ手段が提供されていない。
② 改善提案
提案1:ヘッダー固定+モバイルCTAバーで電話ボタンを常時表示する
優先度:高
アクション:
- ヘッダー:「📞 0120-910-919(月〜土 9:00-19:00)」を
<a href="tel:0120910919"> でリンク化し、スクロール後もヘッダーが画面上部に追従する形にする。
- モバイル固定CTAバー:スマートフォン画面の最下部に「📞 電話する」「✉ メールで相談」の2ボタンを常時表示する固定バーを設置する(WordPressプラグイン「WP Call Button」等で容易に実装可能)。
- 各サービスページ:ページ中間・末尾に「📞 今すぐ電話する(0120-910-919)」ボタンと「✉ 無料相談フォームはこちら」ボタンを設置する。
【実装コードイメージ(ヘッダー電話リンク)】
<a href="tel:0120910919" style="font-weight:bold;font-size:18px;">📞 0120-910-919</a>
<span>月〜土 9:00-19:00 / 日祝 9:00-17:30</span>
期待効果:モバイルからの電話問い合わせ数の大幅増加。業界実績では電話CTAの設置でコンバージョン率が20〜50%改善するケースがある。
提案2:LPページの500エラーを即時修正し、内容も顧客訴求型に刷新する
優先度:高
アクション:
- 即時対応:WordPress管理画面またはサーバーのエラーログで500エラーの原因(プラグイン競合・PHPエラー・.htaccessの問題等)を特定し修正する。
- Google Search Console:LPページのURLをインスペクションし、インデックスステータスを確認。修正後は「インデックス登録をリクエスト」する。
- LP内容のリニューアル:「エネフィット ドローン点検 / 屋根葺き替え工事 / 外壁塗装工事」をターゲットとした専用LPとして、強みの明示・施工事例・料金目安・CTAを盛り込んだページに刷新する。
期待効果:広告・外部リンク経由の流入を確実にコンバージョンに繋げる。500エラー放置によるGoogleインデックス評価の低下を防ぐ。
提案3:お問い合わせフォームをCVR最適化設計に改修する
優先度:高
アクション:
- ハニーポット(Δ)非表示化:Contact Form 7の設定でハニーポットフィールドをCSSで確実に非表示にし、ユーザーの不信感を解消する。
- サービス種別のプルダウン追加:「ご用件」セレクトボックスを追加し「ガス工事・水道修理・リフォーム・屋根点検・その他」から選択できるようにする。
- フォーム上部に安心情報を追加:「相談・見積もり無料」「通常24時間以内にご返信」「秘密厳守」の3点をフォーム上部に明示する。
- サンクスページの設置:送信完了後に専用のサンクスページ(/contact/thanks/)に遷移させ、「○日以内にご連絡します」の案内とGA4コンバージョン計測を設定する。
- フォーム横に電話番号・受付時間を表示:「すぐに相談したい方はお電話ください」として電話番号・受付時間を記載し、2つの選択肢を提示する。
期待効果:フォーム離脱率の低下・送信後不安の解消・受け付け側の業務振り分け効率化。
提案4:GA4+GTMによるコンバージョン計測を整備する
優先度:中
アクション:
- Google Analytics 4(GA4)をWordPress(プラグイン「Site Kit by Google」等)で設置する。
- Google Tag Manager(GTM)を設置し、以下の3つのコンバージョンイベントを計測する。
- フォーム送信完了(サンクスページURL到達)
- 電話番号クリック(
tel:リンクのクリック)
- 特定ページの閲覧(施工実績・お問い合わせページ)
- Google Search Console と GA4 を連携させ、どの検索キーワードがコンバージョンにつながっているかを把握する。
期待効果:リニューアル後の施策効果の定量的な把握・改善サイクルの確立。
提案5:「当日対応」「相談無料」「LINEで相談」を全面訴求する
優先度:中
アクション:
- 「当日対応」の明示:求人ページに書かれている「午前中にご連絡いただければ当日・翌日には対応」をトップページのファーストビューおよび各サービスページに移植する。
- 「相談・見積もり無料」の明示:全サービスページのCTAボタンに「無料相談はこちら」「無料見積もりを依頼する」の文言を付与する。
- LINE公式アカウントの導入:LINE公式アカウントを開設し、「LINEで写真を送って相談する」ボタンを設置する。スマートフォンユーザーにとってフォームより圧倒的に低ハードルな問い合わせ手段となる。
【推奨CTAボタン3点セット(各サービスページ末尾)】
📞 今すぐ電話する(0120-910-919)
✉ 無料相談フォームはこちら
💬 LINEで写真を送って相談する
期待効果:問い合わせハードルの大幅低下・電話・フォーム・LINE全チャネルのCV獲得。
③ 優先度別アクションリスト
| 優先度 |
アクション |
実装コスト |
| 高 |
LPページ(/lp/)の500エラーを即時調査・修正し、Google Search Consoleでインデックス状態を確認する |
低(即日対応可) |
| 高 |
電話番号をヘッダーに常時表示(tel:リンク化)し、モバイル向け固定CTAバー(電話・メール2ボタン)を設置する |
低(プラグイン活用) |
| 高 |
フォームにサービス種別選択・安心訴求文・サンクスページを追加し、ハニーポット(Δ)を非表示化する |
低(1〜2時間) |
| 高 |
各サービスページ・施工実績ページの中間・末尾に「電話・フォーム・LINE」3点セットのCTAを設置する |
低(ページ編集) |
| 中 |
GA4+GTMを設置し、フォーム送信・電話クリックのコンバージョンイベントを計測できる環境を整備する |
低〜中(半日) |
| 中 |
「当日対応」「相談・見積もり無料」をトップページ・サービスページに明示し、LINE公式アカウントを開設する |
低(文言追加のみ) |
📊 CVR改善ロードマップ(優先順位別)
| フェーズ |
施策 |
期待効果 |
工数 |
| 即日対応 |
LPエラー修正・Δ非表示化 |
損失ゼロ化 |
1〜2時間 |
| 1〜2週間 |
電話CTA追加・フォーム改修・GA4設置 |
問い合わせ数+20〜40% |
1〜2日 |
| リニューアル時 |
LINE導入・LP刷新・全CTA統一設計 |
CVR抜本的改善 |
制作工程内 |
本レポートはWebコンサルタント・UXアナリストによる分析結果です。LPの500エラーおよびフォームのΔ表示については、リニューアルを待たず即日対応を推奨します。
フェーズ6/全8フェーズ | 出力ファイル:phase06_CVR.html