Webコンサルタント・UXアナリスト分析レポート

フェーズ3:🔍 SEO対策「テクニカルSEO診断」

クライアント名 孫の手エガワ(株式会社エガワ)
対象URL https://shimokita-egawa.com/
分析日 2026年3月30日
改善目的 サイトリニューアル・SEO対策・UI/UX改善・CVR向上
診断サマリー

URL構造・旧サイトの残存・画像最適化・サイトマップ・モバイル対応・Core Web Vitalsの観点から診断しました。 最も深刻な問題は旧サイト(http://www.shimokita-egawa.com/)のページが現在もGoogleにインデックスされており、旧ドメインと新ドメインが並立していることです。 また、画像の大半がBase64埋め込みやWordPress未最適化の状態で、ページ速度・Core Web Vitalsへの悪影響が懸念されます。 サイトリニューアルのタイミングで、これらの技術的負債を一括解消することを強く推奨します。

① 現状の課題

課題 1 旧サイト(http://www.shimokita-egawa.com/)がインデックスに残存している 優先度:高

観察事実:
Google検索(site:shimokita-egawa.com)の結果に、旧サイト形式のURLが複数確認された。

  • http://www.shimokita-egawa.com/kaisen.html(引越し時のガス開栓)
  • http://www.shimokita-egawa.com/clovergroup.html(クローバーグループ)
  • http://shimokita-egawa.com/estimate_ess/form_conro.html(ビルトインコンロ見積フォーム)
  • 旧サイト(http・www.あり)と新サイト(https・www.なし)の両方がGoogleに認識されており、評価が分散している。
  • 旧形式のHTMLページ(.htmlファイル)は現在の新WordPressサイトとは別に存在しており、404にも301リダイレクトにもなっていない可能性がある。
  • Googleが正規URLを誤認識し、古いページに評価が流れるリスクがある。
課題 2 画像がBase64埋め込みとなっており、ページ容量・速度に悪影響 優先度:高

観察事実:
ページソース全体にわたって、画像の多くが data:image/png;base64,... 形式で埋め込まれている。これはLazy Load(遅延読み込み)の仕組みの一環と思われるが、プレースホルダーとして多数のBase64データがHTMLに直接書き込まれている状態。

  • Base64埋め込み画像はHTMLファイルのサイズを直接増大させ、最初のバイト到達時間(TTFB)やFirst Contentful Paint(FCP)に悪影響を与える。
  • ブラウザキャッシュが利用できないため、再訪問ユーザーでも毎回読み込みが発生する。
  • WordPressのLazy Loadプラグインの設定が適切でない可能性があり、意図しない実装になっている。
  • WebP形式への変換が確認できず、画像ファイルサイズが最適化されていない可能性が高い。
課題 3 XMLサイトマップ・robots.txtの設定が未確認 優先度:高

観察事実:
shimokita-egawa.com/sitemap.xml および shimokita-egawa.com/robots.txt へのアクセスが外部から確認できなかった(取得エラー)。Google Search Consoleへのサイトマップ送信状況も不明。

  • XMLサイトマップがない・またはGoogle Search Consoleに未登録の場合、新規ページのクロール・インデックス登録が遅延する。
  • robots.txtが正しく設定されていないと、WordPressの管理画面・プラグインのページ等、クロールされるべきでないURLがGoogleにインデックスされるリスクがある。
  • WordPress標準のSEOプラグイン(Yoast等)を使えばサイトマップは自動生成できるが、Google Search Consoleへの送信が別途必要。
課題 4 外部サイト・旧Wixサイトへのリンクが混在している 優先度:中

観察事実:
トップページおよび各ページのフッター部分に、外部サービスや旧Wixサイトへのリンクが確認された。

  • shimokitaegawa.wixsite.com/egawabeforeafter(旧Wixサイト「ビフォーアフター」)
  • reform.jp.toto.com(TOTOリモデルクラブ)
  • map.tokyo-gas.co.jp(東京ガス)
  • 旧Wixサイトは現在も存在しているが、コンテンツが更新されているかどうかが不明。旧サイトに施工実績が残っているなら、現サイトへの統合が必要。
  • 外部リンクが多くフッターに集中していると、PageRankの流出(リンクジュース漏れ)につながる可能性がある。重要でない外部リンクには rel="nofollow" の付与が推奨。
  • 訪問者が外部サイトに遷移したまま戻らないリスクがある(離脱率の上昇)。
課題 5 お問い合わせフォームのスパム対策が不十分な可能性 優先度:中

観察事実:
お問い合わせページ(/contact/)のフォームにはチェックボックス(同意確認)はあるが、reCAPTCHA等のbot対策が確認できなかった。フォームはWordPress標準のContact Form 7系と思われるが、設定内容の詳細は不明。

  • スパムbot対策がない場合、大量のスパムメールが届き、業務効率を著しく低下させる。
  • スパム送信が多発するとサーバーのIPレピュテーションが低下し、正規メールの到達率にも影響する可能性がある。
  • Google reCAPTCHA v3は非表示で動作するため、ユーザー体験を損なわずにスパムを防止できる。
課題 6 alt属性・画像ファイル名がSEO的に最適化されていない 優先度:低

観察事実:
施工実績ページの画像ファイル名が 1-600x440.jpg2-600x440.jpgタイトルなし.jpg 等、内容を説明していない汎用的な名前になっている。alt属性も確認できないものが多い。

  • Googleの画像検索でのヒット機会を逃している(画像経由の集客ゼロ)。
  • スクリーンリーダーを使う視覚障害のあるユーザーへのアクセシビリティが損なわれている。
  • 日本語ファイル名(「タイトルなし.jpg」)はURLエンコードされるため、リンクが壊れるリスクがある。

② 改善提案

提案1:旧サイトURLをすべて301リダイレクトし、新サイトに統一する 優先度:高

アクション:

  • Step 1:Google Search Consoleで現在インデックスされている全URLを洗い出す(URLインスペクションツール・カバレッジレポートを活用)。
  • Step 2:旧URLすべてに対して、対応する新URLへの301リダイレクトを .htaccess に設定する。
  • Step 3:http → https、www.あり → www.なし(またはその逆)の全パターンで301リダイレクトを確認する。
  • Step 4:旧Wixサイト(shimokitaegawa.wixsite.com)のコンテンツを現サイトに移行し、旧サイトを非公開にする。

根拠:301リダイレクトはPageRankの約99%を転送するとされており、SEO評価を無駄にしない最善の方法(Google公式ドキュメント)。

期待効果:分散したSEO評価の集約・インデックス品質の向上・重複コンテンツ問題の解消。

提案2:画像をWebP変換・Lazy Load・CDN配信で最適化する 優先度:高

アクション:

  • WebP変換:WordPressプラグイン「Imagify」「ShortPixel」「EWWW Image Optimizer」等を使用し、既存の全画像をWebP形式に自動変換・圧縮する。
  • Base64プレースホルダーの見直し:現在のLazy Load実装を確認し、Base64埋め込みがHTMLを肥大化させていないか見直す。「Flying Scripts」等のプラグインでJS遅延読み込みを整理する。
  • CDN導入:CloudflareのFreeプランを活用し、静的ファイルのキャッシュ・CDN配信を実施する(月0円から導入可能)。
  • ヒーロー画像のLCP対策:ファーストビューのメイン画像には loading="eager" + fetchpriority="high" を付与し、LCPを改善する。

期待効果:Core Web Vitals(LCP・CLS)のスコア改善・ページ読み込み速度向上・Googleランキングシグナルの改善。

提案3:XMLサイトマップを整備しGoogle Search Consoleに送信する 優先度:高

アクション:

  • Yoast SEO / All in One SEO等のプラグインのサイトマップ機能を有効化し、shimokita-egawa.com/sitemap.xml が正常に生成されることを確認する。
  • Google Search Consoleの「サイトマップ」メニューからURLを送信し、クロール状況を定期的に確認する。
  • robots.txtで Sitemap: https://shimokita-egawa.com/sitemap.xml を宣言する。
  • wp-admin・プラグインURL等のインデックス不要なURLは robots.txt でクロールを制限する。

期待効果:新規ページの早期インデックス登録・クロール効率の向上・インデックスカバレッジ品質の改善。

提案4:外部リンクにrel="nofollow"を付与・旧Wixサイトを統合する 優先度:中

アクション:

  • フッターの外部リンク(TOTO・東京ガス等)に rel="nofollow" または rel="noopener noreferrer" を付与する。
  • 外部リンクには target="_blank" を設定し、ユーザーが元サイトに戻りやすくする。
  • 旧WixサイトのビフォーアフターコンテンツをWordPressの施工実績ページに移行し、旧サイトを非公開にする。

期待効果:PageRankの社内循環の改善・離脱率の低下・旧コンテンツの現サイトへの統合。

提案5:お問い合わせフォームにreCAPTCHA v3を導入する 優先度:中

アクション:

  • Contact Form 7を使用している場合、「Contact Form 7 – reCAPTCHA v3」等のプラグインを追加し、Google reCAPTCHA v3のAPIキーを取得・設定する(無料)。
  • メールアドレスの公開箇所は [email protected] 表記またはContact Form 7の画像文字列変換で保護する。

期待効果:スパムメールの大幅削減・業務効率の向上・メールサーバーのIPレピュテーション保護。

提案6:画像ファイル名・alt属性をキーワードベースに統一する 優先度:低

アクション:

  • 新規アップロード時から、ファイル名を英数字+ハイフンのキーワード形式に統一する(例:setagaya-roof-repair-before.jpg)。
  • 既存画像にWordPress管理画面からalt属性を付与する(例:「世田谷区D宅 屋根ドローン点検 ビフォーアフター」)。
  • 日本語ファイル名(「タイトルなし.jpg」等)は英語名に変更し、リダイレクトを設定する。

期待効果:Google画像検索からの流入獲得・アクセシビリティ向上・リンク破損リスクの解消。

③ 優先度別アクションリスト

優先度 アクション 実装コスト
旧サイトURL(http・www.あり・.htmlファイル)すべてを301リダイレクトし、現サイトに統一する 中(半日〜1日)
画像をWebP変換・圧縮し、Cloudflare CDNを導入してCore Web Vitalsを改善する 低〜中(プラグイン設定1〜2時間)
XMLサイトマップを生成・Google Search Consoleに送信し、robots.txtを整備する 低(30分〜1時間)
外部リンクにrel="nofollow"を付与し、旧WixサイトのコンテンツをWordPressに移行・統合する 中(1〜2日)
お問い合わせフォームにGoogle reCAPTCHA v3を導入してスパム対策を実施する 低(1時間以内)
新規画像アップロード時からファイル名・alt属性をキーワードベースに統一するルールを整備する 低(ルール化のみ)
📋 リニューアル時の確認チェックリスト(テクニカルSEO)
HTTPS(SSL)が全ページで有効になっているか
www.あり/なしが統一され、301リダイレクトが設定されているか
旧サイト(.htmlファイル・Wixサイト)の全URLが301リダイレクト済みか
XMLサイトマップがSearch Consoleに送信されているか
robots.txtでwp-admin等の管理URLをブロックしているか
全画像がWebP変換・圧縮・適切なサイズになっているか
Google Search ConsoleとGoogle Analyticsが設定・連携されているか
PageSpeed Insightsでモバイルスコア60以上を達成しているか

本レポートはWebコンサルタント・UXアナリストによる分析結果です。テクニカルSEOの改善はリニューアル時に一括実施することで効率が高まります。Google Search ConsoleおよびPageSpeed Insightsで改善効果を継続確認してください。

フェーズ3/全8フェーズ | 出力ファイル:phase03_TechnicalSEO.html