Webコンサルタント・UXアナリスト分析レポート
フェーズ3:🔍 SEO対策「テクニカルSEO診断」
診断サマリー
URL構造・旧サイトの残存・画像最適化・サイトマップ・モバイル対応・Core Web Vitalsの観点から診断しました。
最も深刻な問題は旧サイト(http://www.shimokita-egawa.com/)のページが現在もGoogleにインデックスされており、旧ドメインと新ドメインが並立していることです。
また、画像の大半がBase64埋め込みやWordPress未最適化の状態で、ページ速度・Core Web Vitalsへの悪影響が懸念されます。
サイトリニューアルのタイミングで、これらの技術的負債を一括解消することを強く推奨します。
① 現状の課題
課題 1
旧サイト(http://www.shimokita-egawa.com/)がインデックスに残存している
優先度:高
観察事実:
Google検索(site:shimokita-egawa.com)の結果に、旧サイト形式のURLが複数確認された。
http://www.shimokita-egawa.com/kaisen.html(引越し時のガス開栓)
http://www.shimokita-egawa.com/clovergroup.html(クローバーグループ)
http://shimokita-egawa.com/estimate_ess/form_conro.html(ビルトインコンロ見積フォーム)
- 旧サイト(http・www.あり)と新サイト(https・www.なし)の両方がGoogleに認識されており、評価が分散している。
- 旧形式のHTMLページ(.htmlファイル)は現在の新WordPressサイトとは別に存在しており、404にも301リダイレクトにもなっていない可能性がある。
- Googleが正規URLを誤認識し、古いページに評価が流れるリスクがある。
課題 2
画像がBase64埋め込みとなっており、ページ容量・速度に悪影響
優先度:高
観察事実:
ページソース全体にわたって、画像の多くが data:image/png;base64,... 形式で埋め込まれている。これはLazy Load(遅延読み込み)の仕組みの一環と思われるが、プレースホルダーとして多数のBase64データがHTMLに直接書き込まれている状態。
- Base64埋め込み画像はHTMLファイルのサイズを直接増大させ、最初のバイト到達時間(TTFB)やFirst Contentful Paint(FCP)に悪影響を与える。
- ブラウザキャッシュが利用できないため、再訪問ユーザーでも毎回読み込みが発生する。
- WordPressのLazy Loadプラグインの設定が適切でない可能性があり、意図しない実装になっている。
- WebP形式への変換が確認できず、画像ファイルサイズが最適化されていない可能性が高い。
課題 3
XMLサイトマップ・robots.txtの設定が未確認
優先度:高
観察事実:
shimokita-egawa.com/sitemap.xml および shimokita-egawa.com/robots.txt へのアクセスが外部から確認できなかった(取得エラー)。Google Search Consoleへのサイトマップ送信状況も不明。
- XMLサイトマップがない・またはGoogle Search Consoleに未登録の場合、新規ページのクロール・インデックス登録が遅延する。
- robots.txtが正しく設定されていないと、WordPressの管理画面・プラグインのページ等、クロールされるべきでないURLがGoogleにインデックスされるリスクがある。
- WordPress標準のSEOプラグイン(Yoast等)を使えばサイトマップは自動生成できるが、Google Search Consoleへの送信が別途必要。
課題 4
外部サイト・旧Wixサイトへのリンクが混在している
優先度:中
観察事実:
トップページおよび各ページのフッター部分に、外部サービスや旧Wixサイトへのリンクが確認された。
shimokitaegawa.wixsite.com/egawabeforeafter(旧Wixサイト「ビフォーアフター」)
reform.jp.toto.com(TOTOリモデルクラブ)
map.tokyo-gas.co.jp(東京ガス)
- 旧Wixサイトは現在も存在しているが、コンテンツが更新されているかどうかが不明。旧サイトに施工実績が残っているなら、現サイトへの統合が必要。
- 外部リンクが多くフッターに集中していると、PageRankの流出(リンクジュース漏れ)につながる可能性がある。重要でない外部リンクには
rel="nofollow" の付与が推奨。
- 訪問者が外部サイトに遷移したまま戻らないリスクがある(離脱率の上昇)。
課題 5
お問い合わせフォームのスパム対策が不十分な可能性
優先度:中
観察事実:
お問い合わせページ(/contact/)のフォームにはチェックボックス(同意確認)はあるが、reCAPTCHA等のbot対策が確認できなかった。フォームはWordPress標準のContact Form 7系と思われるが、設定内容の詳細は不明。
- スパムbot対策がない場合、大量のスパムメールが届き、業務効率を著しく低下させる。
- スパム送信が多発するとサーバーのIPレピュテーションが低下し、正規メールの到達率にも影響する可能性がある。
- Google reCAPTCHA v3は非表示で動作するため、ユーザー体験を損なわずにスパムを防止できる。
課題 6
alt属性・画像ファイル名がSEO的に最適化されていない
優先度:低
観察事実:
施工実績ページの画像ファイル名が 1-600x440.jpg、2-600x440.jpg、タイトルなし.jpg 等、内容を説明していない汎用的な名前になっている。alt属性も確認できないものが多い。
- Googleの画像検索でのヒット機会を逃している(画像経由の集客ゼロ)。
- スクリーンリーダーを使う視覚障害のあるユーザーへのアクセシビリティが損なわれている。
- 日本語ファイル名(「タイトルなし.jpg」)はURLエンコードされるため、リンクが壊れるリスクがある。
② 改善提案
提案1:旧サイトURLをすべて301リダイレクトし、新サイトに統一する
優先度:高
アクション:
- Step 1:Google Search Consoleで現在インデックスされている全URLを洗い出す(URLインスペクションツール・カバレッジレポートを活用)。
- Step 2:旧URLすべてに対して、対応する新URLへの301リダイレクトを .htaccess に設定する。
- Step 3:http → https、www.あり → www.なし(またはその逆)の全パターンで301リダイレクトを確認する。
- Step 4:旧Wixサイト(shimokitaegawa.wixsite.com)のコンテンツを現サイトに移行し、旧サイトを非公開にする。
根拠:301リダイレクトはPageRankの約99%を転送するとされており、SEO評価を無駄にしない最善の方法(Google公式ドキュメント)。
期待効果:分散したSEO評価の集約・インデックス品質の向上・重複コンテンツ問題の解消。
提案2:画像をWebP変換・Lazy Load・CDN配信で最適化する
優先度:高
アクション:
- WebP変換:WordPressプラグイン「Imagify」「ShortPixel」「EWWW Image Optimizer」等を使用し、既存の全画像をWebP形式に自動変換・圧縮する。
- Base64プレースホルダーの見直し:現在のLazy Load実装を確認し、Base64埋め込みがHTMLを肥大化させていないか見直す。「Flying Scripts」等のプラグインでJS遅延読み込みを整理する。
- CDN導入:CloudflareのFreeプランを活用し、静的ファイルのキャッシュ・CDN配信を実施する(月0円から導入可能)。
- ヒーロー画像のLCP対策:ファーストビューのメイン画像には
loading="eager" + fetchpriority="high" を付与し、LCPを改善する。
期待効果:Core Web Vitals(LCP・CLS)のスコア改善・ページ読み込み速度向上・Googleランキングシグナルの改善。
提案3:XMLサイトマップを整備しGoogle Search Consoleに送信する
優先度:高
アクション:
- Yoast SEO / All in One SEO等のプラグインのサイトマップ機能を有効化し、
shimokita-egawa.com/sitemap.xml が正常に生成されることを確認する。
- Google Search Consoleの「サイトマップ」メニューからURLを送信し、クロール状況を定期的に確認する。
- robots.txtで
Sitemap: https://shimokita-egawa.com/sitemap.xml を宣言する。
- wp-admin・プラグインURL等のインデックス不要なURLは robots.txt でクロールを制限する。
期待効果:新規ページの早期インデックス登録・クロール効率の向上・インデックスカバレッジ品質の改善。
提案4:外部リンクにrel="nofollow"を付与・旧Wixサイトを統合する
優先度:中
アクション:
- フッターの外部リンク(TOTO・東京ガス等)に
rel="nofollow" または rel="noopener noreferrer" を付与する。
- 外部リンクには
target="_blank" を設定し、ユーザーが元サイトに戻りやすくする。
- 旧WixサイトのビフォーアフターコンテンツをWordPressの施工実績ページに移行し、旧サイトを非公開にする。
期待効果:PageRankの社内循環の改善・離脱率の低下・旧コンテンツの現サイトへの統合。
提案5:お問い合わせフォームにreCAPTCHA v3を導入する
優先度:中
アクション:
- Contact Form 7を使用している場合、「Contact Form 7 – reCAPTCHA v3」等のプラグインを追加し、Google reCAPTCHA v3のAPIキーを取得・設定する(無料)。
- メールアドレスの公開箇所は
[email protected] 表記またはContact Form 7の画像文字列変換で保護する。
期待効果:スパムメールの大幅削減・業務効率の向上・メールサーバーのIPレピュテーション保護。
提案6:画像ファイル名・alt属性をキーワードベースに統一する
優先度:低
アクション:
- 新規アップロード時から、ファイル名を英数字+ハイフンのキーワード形式に統一する(例:
setagaya-roof-repair-before.jpg)。
- 既存画像にWordPress管理画面からalt属性を付与する(例:「世田谷区D宅 屋根ドローン点検 ビフォーアフター」)。
- 日本語ファイル名(「タイトルなし.jpg」等)は英語名に変更し、リダイレクトを設定する。
期待効果:Google画像検索からの流入獲得・アクセシビリティ向上・リンク破損リスクの解消。
③ 優先度別アクションリスト
| 優先度 |
アクション |
実装コスト |
| 高 |
旧サイトURL(http・www.あり・.htmlファイル)すべてを301リダイレクトし、現サイトに統一する |
中(半日〜1日) |
| 高 |
画像をWebP変換・圧縮し、Cloudflare CDNを導入してCore Web Vitalsを改善する |
低〜中(プラグイン設定1〜2時間) |
| 高 |
XMLサイトマップを生成・Google Search Consoleに送信し、robots.txtを整備する |
低(30分〜1時間) |
| 中 |
外部リンクにrel="nofollow"を付与し、旧WixサイトのコンテンツをWordPressに移行・統合する |
中(1〜2日) |
| 中 |
お問い合わせフォームにGoogle reCAPTCHA v3を導入してスパム対策を実施する |
低(1時間以内) |
| 低 |
新規画像アップロード時からファイル名・alt属性をキーワードベースに統一するルールを整備する |
低(ルール化のみ) |
📋 リニューアル時の確認チェックリスト(テクニカルSEO)
| ☐ |
HTTPS(SSL)が全ページで有効になっているか |
| ☐ |
www.あり/なしが統一され、301リダイレクトが設定されているか |
| ☐ |
旧サイト(.htmlファイル・Wixサイト)の全URLが301リダイレクト済みか |
| ☐ |
XMLサイトマップがSearch Consoleに送信されているか |
| ☐ |
robots.txtでwp-admin等の管理URLをブロックしているか |
| ☐ |
全画像がWebP変換・圧縮・適切なサイズになっているか |
| ☐ |
Google Search ConsoleとGoogle Analyticsが設定・連携されているか |
| ☐ |
PageSpeed Insightsでモバイルスコア60以上を達成しているか |
本レポートはWebコンサルタント・UXアナリストによる分析結果です。テクニカルSEOの改善はリニューアル時に一括実施することで効率が高まります。Google Search ConsoleおよびPageSpeed Insightsで改善効果を継続確認してください。
フェーズ3/全8フェーズ | 出力ファイル:phase03_TechnicalSEO.html